ヒートシンク冷却タイプのM.2 SSD→PCI Express変換カード「ST-M2PCE4X」が発売

M.2 SSDをPCI Expressに変換するカード「ST-M2PCE4X」が株式会社ファストの取り扱いで販売開始されました。市場想定価格は3,000円前後です。

Sintech Electronic製の「ST-M2PCE4X」はヒートシンクと熱導電シートが標準で付属されています。PCI-Express(x4)への変換なので、速度・静音・冷却のすべてを実現する変換カードです。


Sintech Electronic ST-M2PCE4X

M.2 SSD→PCI Express変換カードを比較

発熱によってSSDの性能が低下する「サーマルスロットリング」対策として、M.2 SSD→PCI Express変換カードの効果は高いのですが、選択肢はまだあまり多くありません。

主な製品と比較してみます。

aqua computerの「kryoM2」はヒートシンクが付属する製品です。日本では流通量が不足しているのか取り扱い店は多くありません。またロープロファイルブランケットも付属されていません。

その一方aqua computer公式サイトでは水冷用の冷却ヘッドが付属するモデルもあるので、水冷システムを確立しているようなこだわりユーザーが対象の製品です。


kryoM2 passive heatsink ヒートシンクモデル


kryoM2 water block 水冷ヘッドモデル

玄人志向「M.2用 PCIe x4 変換ボード」は小型FANが付属します。パソコンの静音性を求める人にはあまり向いていませんが、発熱が多いM.2 SSDを確実に冷却できる点は大きいです。ロープロファイルブランケット付属です。


玄人志向 M.2用 PCIe x4 変換ボード

「ST-M2PCE4X」は一般的なM.2 SSDの中でもっとも長い「M.2 2280」全体を覆う大きさのヒートシンクが付属されています。そのため、コントローラーチップだけでなくNANDメモリや基板の熱に対するアプローチが可能であり、その大きさから冷却性能も期待できます。ロープロファイルブランケット付属です。

パソコン内部の構造や冷却具合で使い分けよう

以上のようにそれぞれ特徴があります。既存の水冷システムに組み込むなら「kryoM2」、空冷での冷却を最重要視するなら「M.2用 PCIe x4 変換ボード」、静音性を重視するなら「ST-M2PCE4X」と志向に合わせて選択が可能です。

もし迷うのであれば、スリムPCなどのロープロファイルブランケットしか使えない場合は冷却にも不安があるので、「M.2用 PCIe x4 変換ボード」が無難です。

ケース内の温度に気を使っているなら「ST-M2PCE4X」をまず導入し、冷却が物足りなければainex「CB-4010MA」といった小型FANを別途導入する2段構えがおすすめです。

低価格な「ST-M2PCE4X」は、M.2 SSDの冷却が気になる人へのファーストチョイスとして期待が持てます。

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