50万円以上のゲーミングPCのなるともう10万円区切りで書く意味がなくなるので、ここをゴールとします。50万円の予算も80万円の予算も一緒くたにして、最上級のハイエンドマシンを紹介することにします。
というのもやはりCPUが高額で、Core i7-7700KからCore i7-6800KやCore i7-6950Xにすると一気に10万円、20万円もポーンと価格が上がってしまうのです。
ゲームしかしないのであれば50万円以上のゲーミングPCなんていりません。でもCPUでQSVエンコードをしながら最新ゲームをプレイするとか、買い替えが面倒だから8年くらいは余裕でサクサクなパソコンが欲しいと思う人なら意味があります。
50万円以上の予算配分
予算が50万円以上もあると組み合わせが無限大でパーツを選ぶのも一苦労です。やはりグラフィックボードとCPUを主軸にしながら予算配分を考えるのがいいでしょう。
グラフィックボードはGTX1080 SLIかGTX1080Ti SLI
候補としてはGTX1080 SLI、GTX1080Ti SLI、TITAN X、TITAN X SLIの4つがあります。例えばGTX1080Ti + Core i9-7900Xだと50万円を越えます。
でもこれってゲーミングPCには勿体無いと思うんですよ。ゲーミングPCならCPUよりもグラフィックボードを優先させたいです。だから予算オーバーしたとしてもGTX1080 SLIやGTX1080Ti SLIをおすすめします。
グラフィック性能だけなら8年なんて目じゃありません。10年以上使える性能です。究極のハイエンドゲーミングPCにしたいなら、グラフィックボードに予算を多めに配分してください。
CPUはCore i7-7800XかCore i9-7900X
Core i7-7800Xが6コア12スレッドなのに対し、Core i9-7900Xは10コア20スレッドです。ゲームをしながらCPUエンコードをしたことがある人ならわかるでしょうけど、6コアだと足りなくてかなり負荷を感じます。
10コアになると余裕ができて、ゲームがサクサクの状態を維持できます。ただしTITAN X SLI + Core i9-7900Xにすると80万円くらいになってしまいます。予算次第ですが、GTX1080Ti SLI + Core i9-7900Xにしたほうが予算に収まりやすいと思います。(それでも50万円はオーバーしますが・・・)
メモリは32GBか64GB
CPUとグラフィックボードをハイエンドにしたのにメモリ16GBなんて勿体無いです。せめて32GBにしましょう。実際多くのハイエンドマシンはメモリ32GBになっています。
32GBなら数年後の最新ゲームでもメモリ不足に陥ることはありません。16GBだと足りない時代はすぐそこまで来ています。64GB以上にするかどうかは用途次第です。イラスト制作、CAD、3DCGなら増やす意味があります。128GBなんて選択肢もありますが、それなら別のパーツに予算を配分した方がいいです。
50万円以上のおすすめゲーミングPC
予算50万円にまったく収まっていなくて申し訳ないですが、仕方がないんです。でもきっとあなたは予算よりも快適性や長持ちを意識しているはずです。そんなあなたにおすすめのゲーミングPCをご紹介します。
ドスパラ ガレリア VZ-X SLI
予算65万円くらいの人におすすめのデスクトップです。GTX1080Ti SLI + Core i9-7900Xの組み合わせでもすでにこんな価格です。やはりCore i9-7900Xが高額ですね。10コア20スレッドはハイエンドなので仕方がありません。
メモリは32GBで、ストレージは500GB SSD +3TB HDDとなっているので特にカスタマイズする必要はないでしょう。GTX1080Ti SLI搭載ゲーミングPCのなかでは一番高性能なので、予算がたくさん用意できる人には一番おすすめです。