ゲーミングPCの起動や動きや、なぜか最近遅い…。使っている期間が長くなるごとに、こういった不満を持つ方が増えてきます。OSのクリーンインストールを行ってしまえば解決することも多いのですが、まずは原因を知ることが大切です。
では、ゲーミングPCの挙動が遅くなる原因は何なのでしょうか。
原因1:常駐ソフトが多すぎる
BTOパソコンや自作PCの大半は、無駄なソフトがインストールされていません。しかしそれでも、使っているうちにアレコレとインストールしてしまい、結果的に常駐ソフトが増えていることがあります。本当に必要なソフト以外は起動を停止し、無駄を省いていきましょう。
Ctrl+Alt+Deleteキーを同時に押し、タクスマネージャーを選択します。その後、詳細表示に切り替えて無駄なアプリケーションを停止させれば、常駐ソフトの削減が可能です。
原因2:ウィルスに感染している
ウィルスへの感染も、ゲーミングPCの性能を低下させます。ウィルスの大半は、バックグラウンドで動作し、知らぬ間にPCのリソースを使い込んでいるからです。前述したタスクマネージャーで見知らぬプロセスが大量のCPUやメモリを使用しているなら、感染を疑ってみましょう。
また、ウィルス対策ソフトをつかったスキャンと検疫で改善されることもあるため、定期的なメンテナンスを欠かさないようにしましょう。「PCゲーマーにおすすめなセキュリティソフト」なんてものもあります。
原因3:ストレージが劣化している
HDDが古くなったり、SSDコントローラが故障したりすると、PCの挙動が怪しくなってきます。最終的には交換してしまえばよいのですが、その前に「CrystalDiskInfo」などでストレージの健康状態をチェックしてみてください。
ストレージには「S.M.A.R.T.=Self-Monitoring Analysis and Reporting Technology」という自己診断機能が内蔵されており、これを利用して故障や劣化がないかをチェックできます。
原因4:単純にスペックが不足している
ゲーミングPCは、性能に応じて動きが全く変わってきます。特に、ゲームの推奨環境ギリギリのスペックだと、動作が不安定になるケースが多いでしょう。GPUやCPUの性能は余裕をもっておきたいところですね。必要に応じてパーツ交換など、アップグレードも検討していきましょう。買い替えをするなら「メインPC(ゲーミングPC)は何年で更新・買い替えすべきか」が参考になるはずです。
最終的には購入したショップに診断を依頼するのが最も安心できます。特に大手BTOショップでは購入後のサポートも手厚いので、ぜひ活用しましょう。ドスパラ、パソコン工房、マウスコンピュータあたりの大手ショップは、サポート体制がしっかりしていますよ。