2018年8月18日から開催されるジャカルタ・アジア五輪で、eスポーツがデモ競技として取り上げられることになりました。
今回はデモ競技に採用されるタイトルを紹介しながら、eスポーツとゲーミングPCの今後を考えてみたいと思います。
アジア五輪で採用されるゲームタイトル6つ
まずチーム競技として、
- League of Legends
- Arena of Valor
- Pro Evolution Soccer 2018
の3つが取り上げられるようです。さらに個人競技としては、
- StarCraft II: Legacy of the Void
- Clash Royale
- Hearthstone
というラインナップになっています。これを見てわかるとおり、以外にもFPSが取り上げられていません。もっともスポーツに近いと思われていたFPSが採用されず、MOBAやRTS、カードゲームが選ばれています。
FPSはその性質上、暴力や銃を連想させやすい、というのがその理由のようですね。では、日本人選手はこのアジア五輪eスポーツ競技に出場できるのでしょうか?
HearthstoneとPRO EVOLUTION SOCCER 2018で出場決定
2018年6月10日から20日まで行われたアジア地域予選で、日本人選手のアジア五輪出場が決定しています。
決定したタイトルは、
- Hearthstone
- PRO EVOLUTION SOCCER 2018
の2つです。Hearthstoneでは「Tredsred」選手が、PRO EVOLUTION SOCCER 2018では「SOFIA」「レバ」という2チームが出場します。
日本が参加した東アジア地域は、韓国・台湾・中国・香港といったゲーム大国がひしめきあう激戦区でした。それだけに6タイトル中4タイトルでは出場を逃しましたが、残る2タイトルで見事勝ち上がり、本選出場を果たしています。
アジア五輪次第では新たなブームも!
このように着実に世界的なスポーツ競技として認知されつつあるeスポーツ。当然のことですが、その道具としてのゲーミングPCも、これまで以上に一般的になっていくのかもしれません。
アジア五輪のような大規模な国際大会でレギュレーションが決まれば、それに従ってゲーミングPCをチューニングする人も増えそうですね。
先日「一般社団法人日本eスポーツ連合」が設立されて、日本でもついにeスポーツのプロライセンスを発行する団体が現れました。ゲームがプロスポーツに、ゲーミングPCがスポーツ用デバイスへと変化していくのも、そう遠くないのかもしれません。