熱対策のためのおすすめカスタマイズ

※当ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています。

熱対策でゲーミングPCの寿命が長くなる

私はゲーミングPCを半年に一度はメンテナンスしています。ゲーミングPC本体に付着したホコリや内部に入り込んだゴミを取り除きます。その目的は冷却効率を上げるためです。

例えばケースの吸気口にびっしりホコリが溜まっていたら、取り込める空気の量が減り、ゲーミングPCの温度が上昇してしまいます。するとゲーミングPCのパーツが壊れやすくなります。

パソコンにとって熱は大敵です。温度は低ければ低いほどパーツに優しくなります。逆に言えばずっと温度が高い状態を放置すると、熱暴走でパソコンが落ちるだけでなく、寿命までもが短くなってしまうのです。

だからゲーミングPC購入時には熱対策のためのカスタマイズをしておくことをおすすめします。ではどのようなカスタマイズをすればゲーミングPCの温度を低く保てるのでしょうか。

ケースファンを増やす

デスクトップゲーミングPCには大型から小型まで様々な種類があります。熱対策に注目すると私は中型から大型のデスクトップをおすすめします。なかでもケースファンを増やせるものを選びたいです。

リアファン(背面ファン)しかないデスクトップとフロント、リア、トップとケースファンを3つ装着したデスクトップとでは内部に送れる空気量に大きな差が出ます。ゲーミングPCの温度はケースファンが多いほうが低くなるわけです。

ドスパラで人気のゲーミングPC「ガレリア XT」は初期状態でフロント、リア、トップに3つのファンが付いています。さらにトップに1つ、サイドの2つのケースファンを追加できます。これなら熱暴走なんて起きるわけがありません。パーツに優しくて寿命が長くなる可能性が非常に高いゲーミングPCです。

同じくらいのサイズのゲーミングPCでも2つしかケースファンが装着されていなくて、しかも追加が不可能なものもあります。だから熱対策を重視するなら、ケースファンをどれだけ装着できるかに注意してください。

CPUファンを高性能にする

ゲーミングPCのパーツで温度が高くなるのがCPUとグラフィックボードです。カスタマイズで熱対策しやすいのはCPUです。ドスパラを始めとした多くのBTOメーカーはCPUファンをカスタマイズできます。

高性能CPUファンにするとCPUの温度を下げられるだけでなく、静音性までアップします。CPUファンを変更するだけで10度くらい温度を低くできるのでおすすめです。


CPUクーラーを水冷にする

さらに熱対策にこだわるならCPUクーラーをファンではなく水冷にしましょう。空気を当てて冷やすのがファンだとしたら、冷たい循環液でCPUのコアの部分の温度を低くするのが水冷です。

CPUファンに比べると5〜10度くらい、CPUの温度を下げられます。CPUファンの高性能化に比べて、ちょっとお金がかかるカスタマイズではありますが効果は絶大です。

電源ユニットを上位規格にする

次いで温度が高くなるのが電源ユニットです。電源ユニットの熱対策は非常にシンプルで、80PLUSという規格を上位にするだけです。

もしも初期搭載されている電源ユニットが80PLUS BRONZEだったとしましょう。これを別の80PLUS GOLDの電源ユニットにカスタマイズすれば熱対策完了です。

80PLUSは電源効率を表す規格で、上位になればなるほど電源効率がよくなります。電源効率がよくなると熱が発生しづらくなります。同じ電力を消費していても、BRONZEよりもGOLDのほうが温度を低く抑えられるのです。

また、電源ユニットの容量も多いほうが負担が減って温度が低くなります。例えば450W消費している状態だと、500W電源よりも800W電源のほうが温度が低くなります。

以上のように、ケースファン、CPUクーラー、電源ユニットを上手にカスタマイズすれば熱対策はばっちりです。ゲーミングPCを長持ちさせたい人は必ず良いものに変更してください。


シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする