NVIDIAのグラフィックボードは数字の末尾に「Ti」が付いているものがあります。今だと代表的なのがGTX1050Tiです。これはGTX1050の上位モデルを意味しています。
GTX1050よりも高性能で、GTX1060よりは低性能です。そしてGTX1050よりコスパが良いのでTiが付くグラフィックボードが人気が出る傾向があります。
旧世代でいえばGTX750Tiは爆発的な人気がありましたし、GTX980TiやGTX780Tiはハイエンドクラスということで多くの人が購入していました。
ではどれくらいの性能差があるのでしょうか。
GTX1050Tiの性能
近い性能であるGTX1050、GTX1050Ti、GTX1060 3GBの性能を比較してみましょう。ゲームPCバンクというゲーミングPCのレビューサイトで公開されている3DMARK FireStrikeのグラフィックスコアを参考にします。
グラフィックボード | グラフィックスコア |
---|---|
GTX1050 2GB | 6827 |
GTX1050Ti 4GB | 7618 |
GTX1060 3GB | 11998 |
GTX1050とGTX1050Tiはそもそもビデオメモリの容量に差があります。ベンチマークスコアは12%違います。GTX1050TiとGTX1060 3GBとではさらに差が開いて、57%もの違いがあります。
価格を調べてみるとGTX1050搭載ゲーミングPCが最安値なのは間違いありません。しかしコスパを比較するとGTX1060搭載ゲーミングPCが圧倒しています。つまりGTX1050Tiはちょっと中途半端な存在です。
でも10万円以内で購入できるゲーミングPCとしてはGTX1050Ti搭載ゲーミングPCが候補に上がるでしょうから、格安のデスクトップが欲しい人にはおすすめです。ただしもう少し予算を出せるならGTX1060のほうがおすすめです。
おすすめのGTX1050Ti搭載ゲーミングPC
実はGTX1050Ti搭載ゲーミングPCを販売しているBTOメーカーは多くありません。G-Tuneは1つもありません。やはり品揃え豊富なドスパラから選ぶのばいいでしょう。
ドスパラ ガレリア DH
ドスパラで一番安いGTX1050Ti搭載ゲーミングPCです。約10万円で購入できるのでしっかり格安です。GTX1050Tiの性能が必要なゲームは大抵Core i5で十分なので、これが第一候補になるはずです。
CPUとメモリはそのままでいいです。でもストレージ容量が少ないのが気になります。せめてSSDは250GBくらいまで増やしてあげましょう。さらに余裕があるならHDDを1TBに増やせば完璧です。
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ドスパラ ガレリア SH
性能と省スペース性を兼ね備えているのがこのデスクトップです。日本のBTOメーカーが販売しているデスクトップゲーミングPCでは最小サイズなので、小型が欲しい人におすすめです。
しかもスペックがかなり高く、人気のCore i7にストレージ容量も完璧です。ドスパラはほとんどのゲーミングPCにSSDが搭載されていて高く評価されています。HDDとではサクサク度合いが段違いですからね。
チェック! >> ガレリア SHのスペックはこちら