デスクトップゲーミングPCはそれ単体では動作しません。映像を映し出すための液晶モニターが必ず必要です。この液晶モニターが非常に重要で、せっかくハイスペックなゲーミングPCを買っても液晶モニターがヘボいと台無しになってしまいます。
どんな液晶モニターを選べばいいか、選び方をおすすめの製品をご紹介します。
ゲーミングディスプレイと普通の液晶モニターの違い
ゲーム用の液晶モニターをゲーミングディスプレイと呼びます。液晶モニターなのには違いありませんが、性能や機能がゲームに最適化されているため、ほとんどのゲーマーはゲーミングディスプレイを選びます。
ではどのような違いがあるのでしょうか。
応答速度の違い
一番の違いは応答速度です。ゲーミングPCから液晶モニターへ映像信号が送信され、実際に表示されるまでにかかる時間(ラグ)を応答速度と呼びます。
もしも応答速度が遅いと表示されている映像が実際には0.5秒前なんてことになります(実際はもっと少ないです)。FPSなら絶対に当てたと思ったタイミングで射撃しても外れますし、MOBAならスキルを当てたつもりが実は範囲外で発動しなかったりします。
ネットのラグよりもたちが悪いのです。映像と実際の位置がずれているので、「当たっているのになぜか当たらない」と不思議な現象が発生し、とてもストレスがたまります。
その点、ゲーミングディスプレイは応答速度を極限まで低くしています。普通の液晶モニターだと20msかかるのに、ゲーミングディスプレイだと1msくらいになります。
グレア液晶かノングレア液晶か
ゲーミングディスプレイは見やすさ、疲れにくさにもこだわっています。一見するとピカピカと反射するグレア液晶のほうが映像が綺麗に思えます。
でもゲームをやるなら反射が少ないノングレア液晶がおすすめです。ゲーミングディスプレイのほとんどはノングレア液晶を採用しています。
反射が少ないほうが実は画面が見やすいですし、目が疲れないので長時間オンラインゲームをプレイしても集中力が落ちにくいのです。
120Hzや144Hzの高リフレッシュレートに対応
液晶モニターは1秒間に何回も描画しています。この描画の回数をリフレッシュレートと呼びます。普通の液晶モニターだと59Hzや60Hzです。つまり1秒間に60回描画しています。
MMORPGなら60fps制限があるものが多いため、60Hzでも問題ありません。しかしFPSやMOBAは120fpsや144fps出ますから、120Hzや144Hzまで対応したゲーミングディスプレイを使ったほうが勝てます。
60Hzと120Hzを比較したら、120Hzのほうが2倍ヌルヌルです。動きの滑らかさが圧倒的に違うので、FPSプレイヤーの多くが高リフレッシュレートに対応したゲーミングディスプレイを使っています。勝率に直結するので本当に大切な要素です。
最終結論! ゲーミングPCおすすめランキング 2018年版