SSDとHDDの選び方

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SSDの容量不足に気をつけましょう

2017年以降、ゲーミングPCのストレージはSSDとHDDを組み合わせるのが常識になりました。安物ゲーミングPC以外はどれもSSDとHDDの両方が搭載されています。

しかしHDDはともかくSSDの選び方はちょっと複雑です。SSDには容量以外に種類があるからです。ではどんな種類があって、どのような違いがあるのか解説していきます。

SSDの種類

現在BTOゲーミングPCでは3つのSSDを選べます。

  • SATA SSD
  • M.2 SSD
  • NVMe M.2 SSD

それぞれ大きさ、インターフェイス、速度、価格が全然違います。ほとんどのゲーミングPCにはSATA SSD(AHCI接続)が搭載されています。シンプルにSSDと表記されていたらこれです。

SATA3 SSD

SATA3 SSDの速度は読み込みが500MB/s、書き込みが300〜500MB/sくらいな傾向があります。どんなに高速でも550MB/sが限度なイメージです。

M.2 SSD

SATA3 SSDよりもちょっと高級なのがM.2 SSDです。読み込みが800MS/s、書き込みが700MB/くらいの速度です。もちろんモデルによって若干の差はありますが大体これくらいです。デスクトップよりもゲーミングノートPCに採用されることが多いです。

NVMe M.2 SSD

最上位なのがNVMe M.2 SSDです。次世代SSDとかPCIe SSDと表記されてることもあります。今のところ市場で出回っているSSDのなかでは断トツ1位で高速です。読み込みは2200MB/s、書き込みは1400MB/sくらいなことが多いです。

コスパか速度で選ぶ

最近一番コスパがいいのはなんだかんだSATA3 SSDです。どんどん安くなっていますし、大容量SSDを選びやすくなっています。また500MS/sを越えれば十分サクサクだと実感できます。

速度で選ぶならやはりNVMe M.2 SSDです。ゲーミングPCの起動速度が段違いですし、ファイルコピー、インストール等も瞬時に完了してくれるので、普段使いの快適さがぐっと向上します。

一方、微妙な立ち位置なのがM.2 SSDです。SATA3 SSDよりちょっと早いくらいなのに価格がやや高めでコスパがあまり良くありません。デスクトップゲーミングPCにはおすすめしませんが、小型なメリットがあるのでゲーミングノートPCの選ぶのはありだと思います。

SSDに何を保存するかで容量を考える

どの種類のSSDを選んだとしても容量を考えなければなりません。例えば動画を保存するならSSDはやめておきましょう。SSDに保存するメリットがありませんし、あっという間に容量不足になります。

優先すべきはブラウザ等毎日使うソフトウェア、頻繁に遊ぶゲーム、セキュリティソフト等システム周りのソフトウェアです。データ系は全部HDDに入れましょう。

ただ、問題はゲームをどれだけインストールできるかどうかです。ゲームクライアントの容量は50GBを超えることも珍しくありません。アップデートでどんどん肥大化していくこともあります。

仮に250GB SSDを選んだとしたらせいぜい4つのゲームが限度です。いえ、他のソフトもインストールすることを考えたら3つしかインストールできないでしょう。

500GB SSDならどうでしょうか。8つのゲームはインストールできそうです。これならよく遊ぶゲームはSSDにインストールして、たまにしか遊ばないゲームはHDDに入れてバランスが取れます。

少ない容量のSSDを選ぶと絶対に後悔するので、ゲーミングPCではお金をかけるべきパーツです。少なくとも240GB SSD、できれば500GB SSDまで増やすのがおすすめです。

HDDは2TBか3TBあれば問題ないでしょう。ただしゲームを録画する場合は、凄まじい容量が必要になるのでできるだけ容量の多いHDDを選ぶか、SSD + HDD + HDDというストレージ構成にするか、別途外付けHDDを購入する等の方法がおすすめです。

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