マウスコンピューターのゲーミングPCブランド「G-tune」の売れ筋製品である、ミニタワーPC。G-tuneには、ミニタワーPCは「LITTLEGEAR」シリーズと「NEXTGEAR-micro」の2種類があります。
本記事では、「持ち運び可能なデスクトップゲーミングPC」でも紹介したLITTLEGEARシリーズについて紹介。現行のi310(H110)をベースにメリット・デメリットを挙げていきます。個人的にmicro-ATXモデルでは非常にオススメできる商品です。
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LITTLEGEARシリーズのメリット
LITTLEGEARシリーズは、見ての通り可搬性を向上させるためのハンドルがついているのが最大の特徴です。マザーボードはmicro-ATXを採用しています。
最小かつ最軽量ながら、拡張性と冷却性を両立しているケース
ケースデザインは黒を基調とし、フロント部分にLEDを搭載しておりスタイリッシュにまとまっています。主張しすぎず、かといって目立たないわけでもない様相は、自宅だけでなく会場に置いていてもサマになるでしょう。
m.2 SSD+2.5 インチ SSD+3.5 インチハードディスクのトリプルストレージ環境が構築可能
機能に関しては、m.2 SSD+2.5 インチ SSD+3.5 インチハードディスクのトリプルストレージ環境が構築可能で、通常使用であれば困らないストレージ運用が可能となっています。コンパクトながらATX電源も搭載可能と、非常に機能性にすぐれたケースといえます。
グラフィックボードは大型のものでも搭載可能
AMD Radeon™ R9 Fury X や GeForce® GTX TITAN Xといった大型のグラフィックボードまで搭載可能となっており、1枚挿し環境でのグラフィックボードは種類を選ばず載せられます。
micro-ATXケースは、グラフィックボードの拡張性が最大の難点だったのですが、LITTLEGEARシリーズは小型筐体でありながらゲーミングPCとして充分な性能を備えているのが特徴です。
LITTLEGEARシリーズのデメリット
LITTLEGEARシリーズのデメリットを書いていきます。
M.2 SSDが搭載しにくい
M.2 SSDが搭載可能という点は大きいのですが、取り付け場所がマザーボードの背面に位置しているので、自力で取り付けようとすると思ったより手間がかかります。少なくとも、頻繁な換装には間違いなく向いていません。
このモデルを注文する場合は、M.2SSDをあらかじめオーダーしておいたほうが無難といえます。
ドライブの増設は不可能
LITTLEGEARシリーズは2.5インチベイ、3.5インチベイは1つしかありませんので、初めにデュアルストレージ構成を選択した場合、増設は一切できません。また、PCI系カードも増設不可能なので、そのあたりはmicro-ATXケースの宿命といえます。注意しましょう。
micro-ATXケースの中では非常にオススメ
LITTLEGEARシリーズは、マットな質感とスタイリッシュなデザインを持つ、実用性に優れたmicro-ATXケースでありながら、個人利用で必要なストレージ環境と、大型グラフィックボードとATX電源を搭載可能という自由度の高さが魅力のPCです。
現行シリーズのi310であれば、コストパフォーマンスにも非常にすぐれたモデルが揃っていますので、安価なゲーミングPCを求める方、micro-ATX機を求める方には、個人的に最も推したいモデルといえます。
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