2017年のCPU市場では、物理4コア以上がもはや当たり前になってしまいましたね。intelのCorei3さえもが4コア化したのには驚きました。
しかし、一般的な使い方ではまだまだ4コアで十分であり、6コア以上は必要ないという見方もあります。2018年に向け、今CPUを買いなおすなら4コアと6コア、どちらが良いのでしょうか。
ほとんど使い方で4コア
私の個人的な意見になりますが、ほとんどの使い方でまだまだ4コアで十分です。
例えば、Webサイトで何かを調べたり、テキストを書いたり、動画を鑑賞したりといった「軽い使い方」をこなす場合です。私自身、4コアのPCと6コアのPCを両方所持していますが、こういった軽い使い方なら4コアも6コアも全く差がでません。
むしろ2コア4スレッド程度の廉価版CPUでも十分かもしれませんね。ゲーム用途以外なら4コアで十分すぎるほどの性能を持っているのが現代のCPU。
例を挙げるならば第6世代、第7世代のCore i5でしょうか。一方、6コア以上にするなら第8世代のCore i5やRyzenあたりが視野に入ってきます。
マルチコア対応ゲームや動画エンコードなら6コア
一方、シングルスレッド性能よりもマルチスレッド性能が重視されるような使い方なら、6コア以上がおすすめです。マルチコア対応のゲームタイトルをプレイしたり、動画エンコードを行ったりする場合がこれに該当します。
2017年12月時点なら、Ryzen 5 1600やCore i5 8400が非常に優秀です。価格的にはミドルレンジなのですが、1世代前のハイエンドと同等以上の性能を持っており、コスパに優れています。
手軽に6コア以上の環境を構築したいなら、この2つのうちどちらかが選択肢になりそうです。
実は価格に大差がない4コアと6コア
ここで、4コアCPUの代表格「Core i5 7400」と6コアの「Core i5 8400」を、価格面で比較してみます。
Core i5 7400は実売価格が21000円前後、対するCore i5 8400は24000円前後です。性能的にはCore i5 8400のほうが3割から4割程度上回るのですが、価格差は2000円から3000円程度しかありません。
ただし、ソケット形状がLGA1151と同じであるものの、Core i5 8400のほうが対応マザーボードの価格は高いです。そのため、CPU価格だけで考えずに、マザーボードの交換費用も計算しておく必要があります。
ドスパラでCore i5 8400のBTOパソコンがラインナップされているため、場合によってはこちらを購入したほうがお得になるかもしれませんね。