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自作PC歴12年の筆者が予想するPCパーツ勢力図2017-2018

今年に入りRyzenという強力なAMD製CPUがリリースされ、2005年から2006年頃のIntel vs AMDという熱い戦いがよみがえってきました。

そんな今だからこそ、2017年終盤から2018年にかけて、PCパーツの勢力図がどう変わるのか、予想してみたいと思います。

AMDが10年ぶりの大攻勢をかけた2017年

私は今年で自作歴12年になります。これはそのままAMDとIntelの競争の歴史と重なり、AMDファンだった私は随分とIntelに悔しい思いをさせられました…。

そんな私も、今ではそれほどこだわりもなくなり、AMD、Intel両社の製品を使っています。これは、あまりにもIntel製品に性能面で差をつけられた、という点が大きいです。

Core iシリーズは本当に優秀ですし、「いつかはAMDが追い越すだろう」と考えながらもIntel製CPUを使うようになったのです。

しかし、Ryzenの登場でAMDがまさかの大猛追。さらにはRyzen Threadripper、RADEON RX Vegaと、超強力なパーツを続々とリリースしています。

この強力なラインナップは10年前にもなかったほどで、2018年はIntelがAMDを追いかける展開になるのでは…と密かな期待を持っています。

2017年終盤から2018年にかけて両社の動きは?

Ryzenで一気にCore iシリーズを抜き去り、それに対抗するかたちでIntelが「Core-X」シリーズを発表するも、AMDがさらにRyzen Threadripperで追い打ちをかける。

2017年前半の流れは完全にAMDです。しかもAMDはグラフィック分野でもnvidiaと対等以上に戦えるRADEON RX Vegaを発表し、今やPCパーツ界の頂点に限りなく近い位置に君臨しています。

しかし、これが長い間続くとは考えにくいでしょう。たしかにRyzenもRADEON RX Vegaも優秀な製品ですが、Intelやnvidiaは、過去何度もAMDを逆転し置き去りにしてきました。

特にIntelは、久しぶりの大苦戦ですから、次の製品で一気に巻き返しを図る可能性が高いです。実際、コードネーム「Coffee Lake」と呼ばれる第8世代Core iシリーズの製品仕様がネット上で広まっています。

Core iシリーズの8000番台にあたるこの世代は、i3でも4コア4スレッド、i5で6コア6スレッド、i7で6コア12スレッドになるようです。さらには一部で10nmプロセスを採用するとの噂もあり、現行の14nmプロセスを更新する可能性がでてきました。

そうなると、また1段階性能の底上げや省電力性が進みます。このCoffee Lakeの出来次第では、AMDがさらに巻き返される可能性もあるのです。

グラフィック分野ではnvidaにどこまでついていけるかが鍵

一方、グラフィックボードの分野ではnvidiaのGTX1000番台にどこまでついていけるかが、AMDの課題になるでしょう。

RADEON RX Vegaで完全に巻き返したとは言えないため、今後が勝負です。できればしっかり競争してもらって、良い製品が安くなるよう願うばかりですね…。