グラフィックボードは、メーカーによってクロック数や価格などに差異があります。搭載しているクーラーやオーバークロックによるGPUのクロック数など、価格も違えばサポート、構成もさまざまです。
ただ、GPUコアの型番が同じであれば、クーラーや電源の違いでそこまで大きな差は生まれません。GPUクーラーなどは最悪外付けでも対応できてしまうためです。となると、なるべく低価格なものを選びたいというもの。
そこで、本記事では安く高品質なグラフィックボードを手がけるメーカー「Palit」をご紹介します。グラフィックボードを選ぶ際には、チェックしておきたいメーカーのひとつです。
Palit Microsystems(パリット マイクロシステム)とは?
台湾の有名なグラフィックボードメーカーで、NVIDIA社の公式パートナーとして、自社工場でGeForceシリーズのグラフィックボード製造を行っています。最大の特徴は、他社製グラフィックボードと比べて低価格な点。また、安定した耐久性、性能を持っているのが特徴です。
日本ではBTOショップ『ドスパラ』でしか取り扱っていないため、国内での知名度はあまり高くありません。また、GeForceシリーズ以外のグラフィックボードを製造しておらず、AMD社のRadeonシリーズや、NVIDIA社のQuadro社といったGPUはラインナップにありません。しかし、欧州を中心とした世界的なシェアは高いメーカーです。
安さが魅力
同じGPUを搭載した他社製グラフィックボードと比較すると、一回りほど低価格です。最安値のグラフィックボードを購入する場合は真っ先に候補に挙がるメーカーといえます。安さの理由は、nVidiaの自社工場を持っており、パーツ供給にコストがかからないため。
「安かろう悪かろう」なのでは?
Palitのグラフィックボードにはグレードがあり、それぞれカードの形状や端子数など少々癖はあるものの、OC(オーバークロック)モデルの性能が高く、普段使いとしては安定性、耐久性共に高品質です。
安価なモデルはヒートシンクが小さく、つくりも簡易なため、排熱面では他のグラフィックボードに劣ります。しかし、高負荷でも異常な高熱を記録したり不具合が発生することはなく、快適に使用できるといった報告が多く見受けられます。
低価格なグラフィックボードなら『Palit』をチェック
低価格重視のグラフィックボードを手がけるメーカーは、サポートとマニュアルを排除した「玄人志向」がありますが、Palitもそれに並ぶほどの低価格路線を走るメーカーです。
安さ重視のパーツセレクトをする場合、どちらを選ぶかは事情によってさまざまですが、いずれにせよ必ずチェックしておきたいメーカーといえます。
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