PCにインストールされているソフトウェアの中で、最も使用頻度が高いといっても過言ではないブラウザ。
しかし個人的に、最近はなかなか納得のいく動作をしてくれるブラウザが無い!と感じています。
しかし今回紹介するVivaldiは、メジャーなブラウザの長所を集めているという特徴があり、ブラウザ選びに苦労するPCユーザーへの助け舟となりそうです。
Vivaldi(ヴィヴァルディ)の概要と特徴
2017年6月に正式版がリリースされたばかりのブラウザ「Vivaldi(ヴィヴァルディ)」。Fire foxやGoogle chromeといったメジャーなブラウザから、切り替える人が多いようです。
何を隠そう私もその一人。2か月ほど使い続けていますが、Vivaldiを一言で言うと「素朴で空気を読むブラウザ」ですね。簡単に概要と特徴をまとめてみます。
・制作者…Operaを制作していた会社の元トップが制作者です。Opera自体は一昔前に人気を集めたブラウザで、軽さが魅力でした。最近のブラウザは重いですからね…。
・主な機能…マウスジェスチャー、柔軟なタブ管理、サイドバーが評価されています。私もこの3つには大変お世話になっています。
・Google Chromeとの高い互換性…レンダリングエンジン(データを読み込んで表示させる仕組み)がGoogle Chromeと同一なので、Google Chrome用のプラグインが使えます。これが移行する人を増やしている理由といえるでしょう。
Vivaldiを使用して感じたメリット
メモリ消費量が圧倒的に少ない
私が使用していて特に使い勝手が良いと思う部分は、「メモリ消費量が少ない」ということでしょうか。Google Chrome比で5割弱のメモリ消費量しかありません。
Google Chromeは確かに優れたブラウザです。しかしここ2、3年のメモリ消費量の増加は目に余ります。メモリを十分に積んだ環境であれば良いのですが、ノートPCやサブPCではなかなかそうもいきません。
しかしVivaldiは4GB程度のメモリ量でも軽快に動作します。そもそも消費されるメモリ量が少ないので、遅くなりにくいのです。
メモ機能が超便利
ネット上で調べものをすることが多い方は、Vivaldiのメモ機能を重宝するはずです。テキストを右クリックで選択して「メモへコピー」を選択するだけで、サイドバーにテキストが保存されます。
気になった文章をメモに追加しておき、あとから見直したり、まとめたりするときに大活躍です。
キャプチャー機能で画像保存も超簡単
メモ機能に加えてキャプチャー機能も搭載されており、画像の選択と保存が本当に簡単です。
メモ機能と組み合わせて、画像+テキストの情報をまとめておけるので、ゲームの攻略情報を保存するときなどは間違いなく活躍します。
マウスジェスチャが標準搭載されている
Google ChromeやFire foxでもマウスジェスチャ機能を使うことができますが、どちらもアドオンやプラグインが必要です。
しかしVivaldiではマウスジェスチャが標準で組み込まれており、わざわざこれらをインストールする必要がありません。クラッシュなどもありませんし、動作がスムーズです。
マウスカーソルが消える不具合?
Vivaldiではマウスカーソルを1秒以上動かさないと、カーソルが消えてしまうという不具合(仕様?)がありました。
しかし、Vivaldiのメニューから、ツール⇒設定⇒マウスと進み、ジェスチャーの項目に入っているチェックを外して再起動すると、不具合は解消されました。
こういった細かな不具合は、今後解消されていくのではないでしょうか。
個人的に、Vivaldiは2017年時点で最もバランス・動作性が良いブラウザのひとつだと思います。キャプチャー機能があり、Discordとの相性も良さそうです。
ゲーマーからライトユーザーまで幅広くおすすめできる、優良ブラウザといえるでしょう。