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あまり知られていないUSB3.0が起こす電波干渉

パソコンやPCパーツにUSB3.1ポートを備える新製品が増えてきました。同様にスマートフォンやタブレットも、充電・データ通信ポートとしてUSB3.1 Type-Cが採用されています。

これらの通信機器がUSB3.1 Type-Cを採用したことによって問題が顕著になったのですが、実はUSB3.0/3.1ポートは2.4GHz帯に強いノイズを発生させていています。

2.4GHz帯は主にWi-FiやBluetoothで使われている周波数で、通信障害が発生したりBluetoothマウスやキーボードがカクつくなど常用に影響が出るレベルでの電波干渉が起こっています。

USBの仕様・規格を策定している「USB Implementers Forum, Inc.」も障害が出ていることを公表しています。

USB3.0/3.1を採用した周辺機器について

代表的なものは以下のようなものでしょう。

  • 外付けハードディスク
  • 外付け光学ドライブ
  • USBメモリ
  • USBハブ
  • USBカードリーダー
  • LANアダプタ
  • データ通信
  • 充電ケーブル
  • モバイルバッテリー

電波干渉の改善策

電波干渉の改善策はいくつかあります。まずはWi-Fi・Bluetoothアダプタ、またはチップから遠いポートでUSBデバイスを利用するという方法です。ノイズの発生を防ぐことは出来ませんが、物理的に距離を置くことで電波干渉の影響を少なくする事ができます。

Bluetooth機器を使っていない場合、Wi-Fiの5GHz帯を利用するのも有効でしょう。

ノイズ対策を謳ったUSB機器を使うのは非常に有効です。USBハブであれば、「【2.4GHzノイズ対策済】 USB3.0ハブ 4ポート 2Way電源 HWUH3」という製品があります。

HWUH3はコネクタ・ケーブルにシールドを施してノイズの発生を防いでいます。さらにケーブルの長さが1メートルあるのでサードパーティ製のUSB機器がノイズを発生させていても、物理的に距離を置いて電波干渉を抑えることができるでしょう。

Wi-FiやBluetoothの障害は致命的な割に原因が見えにくく、放置されやすい問題だと思います。障害を切り分ける時にUSB3.0/3.1機器を使わない状態で電波障害が改善するかを確かめてみてはいかがでしょうか。