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500W、650W、750W超!電源ユニットの容量はどれくらいがおすすめか

自作PCとBTOパソコンを買うときに悩むようその一つが電源容量です。なぜなら電源は他のパーツに比べると寿命が長く、世代交代しにくいパーツだからです。PC電源の容量としては500W、650W、750Wが一般的ですが、この三つのうちどれを選ぶのが最も無難なのでしょうか。

ライトゲーマーなら500Wで十分

国産のMMORPGや軽めのブラウザゲーム、FPSなどをたまに楽しむライトゲーマーなら、500Wクラスの電源で十分です。これは将来の拡張性を考えたとしても当てはまります。2018年現在としては、GTX1050Tiやあたりがそのレンジに該当するでしょう。

GTX1050Ti程度のグラフィック性能があれば、ブラウザゲームで重くなることはまれですし、動作しないMMORPGもほぼありません。

将来的に同じようなレンジのグラフィックボードに交換するとしても、500Wで十分足りるはずです。私も750Tiを搭載していたマシンの電源は500Wのものをそのまま流用しています。

ミドルレンジ以上目指すなら650W以上

GTX1060以上のグレードを搭載するなら目安は650W以上です。またGPUだけでなく、6コア以上のCPUを搭載する場合も650W程度を目安に考えた方が良いでしょう。

CPUが6コア以上のものとなると、いずれはそれに見合ったGPUが欲しくなるからです。例えばGTX1070や1070Ti、1080以上ともなれば、650Wではやや物足りません。GTX1070近辺を境に、電源容量の目安は750Wクラスへと跳ね上がります。

実際には、650Wクラスも安定動作させられますが、GPUのグレードが上がればメモリやストレージにもお金をかけることになりますから、全体的な消費電力が増えるためです。

また電源容量が大きくなるごとに、電源の変換効率にも注意が必要になります。少なくても80PLUS認証のブロンズを最低ラインとして、電源を選んでいきたいところですね。

PCゲーマーなら650W以上がベスト

こえら事情を踏まえると、PCゲームなら650Wの電源を購入しておくべきだと思います。たとえ現時点でローエンドグラフィックボードを積んでいるとしても、メニーコアCPUやハイエンドGPUが欲しくなる可能性が高いからです。

また電源容量に余裕があると、オーバークロックやメモリ増設作業もしやすくなります。省電力化が進むPCパーツ市場では、650W~750Wの電源で不足するケースは非常に稀です。

最高級のゲームマシンを常に維持する、というわけでなければ、650W~750Wクラスが最もお得で使い勝手が良い電源ではないでしょうか。

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