2016年に登場して以来、ゲーミングPC向けGPUとして確固たる地位を築いてきた「Pascal」。GTX1000シリーズを支えてきたアーキテクチャです。しかし、登場から早2年が経とうとしており、そろそろ次世代GPUが期待される時期になりました。
nvidiaの次世代GPUアーキテクチャは、いつ登場するのでしょうか?ゲーミングPCファン待望のGPUに関する話題です。
Pascalの次を担うのは「Turing」?
nvidiaの次世代GPUアーキテクチャとしては、既に「Volta」がリリースされていて、Tesra V100というGPUになっています。しかしVoltaはあくまでもHPC(研究開発などに使われるハイスペックPC)向けのアーキテクチャで、ゲーミングPC向けではありませんでした。
そのため、Pascalを直接受け継ぐアーキテクチャの登場が期待されていたわけです。この「Pascalの後継者」ですが、実は2つの候補がありました。それは「Turing」と「Ampere」です。このどちらかがPascalのあとを継いで「GTX2000シリーズ」になるのではないかと言われています。
そして2018年3月に入り、どうやらPascalの後継者はTuringであり、AmpereはVoltaの後継になるというニュースが流れてきました。正確な情報は2018年3月末に開催されるGPU関連の巨大イベント「GTC 2018」ですが、Turingが後継になる可能性は高そうですね。
Turing搭載のGPUはいつ頃登場するのか?
nvidiaが公開しているロードマップ(長期的な計画を表にしたもの)では、2018年の第3四半期に出荷する予定となっています。つまり2018年の秋ごろということになりますね。日本で購入できるようになるのは11月頃かもしれません。
ただし、あくまでもこれは予定であって、今後変更される可能性は大いにあります。まだGTX1000シリーズが登場して2年未満ですから、2019年に持ち越される可能性もあるでしょう。
2018年後半はGPUは買い替え時期どきか?
このようにnvidiaの新GPUは2018年後半以降に登場が予定されています。もしかすると日本では11月~12月の年末商戦に照準を合わせてくるのかもしれないですね。現行のGTX1000シリーズでも十分な性能を誇りますが、新世代GPUが出れば現行モデルは安くなります。
GPU価格が高止まりを続ける今、できるだけ安くGPUを手に入れる方法は、新世代GPUが販売されたあとの中古品を狙うことなのかもしれません。ゲーミングPCファンにとっては、新しいマシンを組む絶好の機会になりそうです。