nvidiaの次期GPUとして期待されていた「GTX2000番台」。2018年に入りいよいよ具体的な情報が飛び交うようになりました。しかし次期GPUはGTX2000番台ではなく、1100番台になる可能性が高いと言われています。実際のところはどうなのか、次世代GTXシリーズの続報に迫ってみましょう。
2018年はGPU更新の年!?GTX1100番台が登場間近
2017年からnvidiaの次期GPUとしてGTX2000番台のリリースが噂されていました。しかし2018年に入り、海外のニュースサイトからモデルナンバーは「1100番台」になる可能性が高いという情報が入ってきています。
これは1000番台⇒2000番台とモデルナンバーを進めてしまうと、すぐに5000や6000番台に行きついてしまい、昔のGPUと区別できなくなるからという説が濃厚です。
簡単にいうと現時点のモデルナンバー「GTX1080」が次期GPUでは「GTX1180」といった感じになるということですね。さらに下1桁を「5」にすることで、現在のラインナップと区別するとも言われています。
つまり、「GTX1080⇒GTX1185」「GTX1070⇒GTX1175」というナンバーになるということでしょうか。確かに世代が進んでいることがわかる上に、モデルナンバーのインフレも避けられるため、有力な情報といえそうです。
ではこのGTX1100シリーズ、一体いつ登場するのでしょうか。
GTX1100シリーズは2018年夏以降に登場?
こちらも海外のニュースサイトからの情報ですが、GTX1100シリーズは2018年夏以降にリリースされる可能性が高いとのことです。
具体的には7月以降ですね。日本で入手可能になるのはお盆あたりかもしれません。また、かねてから注目されていたGPU用の新規格メモリ「HBM2」ではなく、GDDR6が採用されるとの情報もあります。
HBM2はすでに一部のAMD製GPUに採用されていますが、コストパフォーマンスにやや問題があることから、引き続きGDDRを採用するという方向なのかもしれません。
ただし、メモリの性能を考えるとHBM2はハイエンド向け、GDDRはミドルレンジ以下向けと棲み分けを進めてくる可能性も考えられます。
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GTX1100シリーズのスペックは?
これについては、まだ確定的な情報は出ていません。しかし一部では、次のようなスペック情報がリークされています。
NVIDIA GeForce GTX 1180 Ti
GPUコア | GT102 |
プロセスルール | 12nm |
GPUコア数 | 10752 |
ベースクロック | 2290MHz |
ブーストクロック | 2495MHz |
メモリ搭載量 | 32GB GDDR6 |
メモリバス | 384ビット |
TDP | 250W |
価格 | 約750ドル |
現状のGTX1080Tiと比較すると、コア数が約3倍、ベースクロックが1.55倍、メモリ容量が3倍強に達しており、さすがに性能が高すぎると感じます。本当にこの性能が750ドルで販売されるならば、まさに飛ぶように売れるでしょう。これはあくまでも参考情報として見ておいたほうがよさそうです。
しかしながら確実にレベルアップしてくることは確かでしょうから、次期GPUの性能が楽しみなことに違いはありません。2018年は待ちに待ったGPU更新の年になりそうです。