2.5インチSSDの価格破壊が止まりません。かつてはちょっと高級なPCパーツだったSSDですが、新しい規格が登場したこともあり、劇的に値下がりしました。
今回紹介するSSDも、非常に手軽で購入しやすい格安パーツです。
格安かつ種類も豊富なSE800シリーズ
SATA方式の2.5インチSSDは、もはや高級なPCパーツではありません。大容量化と低価格化が進み、5000円以下で購入できる機会が増えました。特に容量480~500GBで1万円を切るモデルは、容量と価格のバランスが良く使い勝手が良いでしょう。
SUNSETから登場した「SE800」シリーズも、そのひとつです。ラインナップを簡単に紹介すると、
容量 | 価格 |
---|---|
120GB | 3580円 |
240GB | 5880円 |
480GB | 9480円 |
960GB | 18980円 |
インターフェースは転送速度6GbpsのSATAで、リード/ライト性能は530MB/400~450MB程度です。SATA方式のSSDとしては十分な性能を持っているといえるでしょう。また、SSDの寿命を示すMTBFは200万時間で、耐久性も及第点です。
3D NAND TLCではほぼ最安
単なるTLCではなく、3D NAND TLCを採用したSSDとしては、ほぼ最安値に位置するのがこのSE800シリーズ。3D NANDとは、平面構造ではなく立体構造上にメモリを積み上げることで、書換回数や書き込み速度を向上させる技術です。
一般的に3D NANDはハイエンドモデルに採用されていましたが、ここ2~3年でかなり価格が安くなりました。その中でもSE800シリーズは特に安く、品質と価格のバランスが非常に良いモデルと言えます。
TLCについては「TLCとは?今さら聞けないSSDの基礎知識」の記事を参考にしてください。
何でもこなせる万能ストレージとして
120GBならばOS起動用ディスク、960GBならば十分な容量を誇るストレージとして使うことができます。HDDよりも圧倒的高速で、振動につよく、寿命も長いというSSDのメリットがフル活用できるモデルです。
M.2 SSDに押され気味なSATA SSDですが、かつてのHDDのように安く大容量化ができるようになり、非常にバランスの取れたパーツになりましたね。保証期間も3年と長めですから、安さにも不安を感じることなく購入できそうです。
個人的には、古いノートPCの交換用(起動ディスク用)として120GBモデルを、メインマシンのストレージとして480GBモデルを一緒に購入したいと感じました。
SSD容量の選び方については「SSDはどの程度の容量があればOK?ゲーマーが後悔しないSSDの選び方」で解説しています。