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世界的なCPUの脆弱性問題にIntelが対策

2018年が明けて早々に世間を騒がせた「CPUの脆弱性問題(SpectreおよびMeltdown問題)」。その後も修正パッチ適用時のパフォーマンス低下が問題となりました。

しかしIntelがこの問題に正式対応した新CPUを投入するとのこと。一体どんな対策なのでしょうか。

ソフトウェアレベルの対応では限界あり!

2018年1月に発覚したINTEL製CPUの問題に対応するためには、アップデートパッチの適用が必要でした。しかしこのパッチを適用すると、最大で3割程度パフォーマンスが落ちてしまうとの報道があり、実際に性能低下が確認されたとの報告もあります。

これを解決するためINTELではハードウェアレベルで問題に対応した新CPUをリリースするとのこと。

対策内容としては、アプリケーションとユーザー特権レベルの間に保護壁のようなパーティションを設け、悪意のある動作をシャットアウトするという対応だそうです。

シリコンレベルで対策を講じることで、性能を落とさずにセキュリティを高められるとしています。物理的に対策を講じれば確かに安全性は高まるでしょうね。ちなみにリリース時期は2018年後半とのこと。

第8世代CoreシリーズとXeonが対象とのことですから、セキュリティが高まった新CPUが登場するのかもしれません。

>> Intelの「Spectre」「Meltdown」修正パッチはゲーミングPCに影響する?

現行のCPUは影響を受けているのか?

この問題の対象範囲は広いものの、ゲーミング用途であればほとんど影響がないという報告があります。実際にベンチマーク比較では、パッチ適用前と適用後で、最大でも数%の差しか生じず、プレイに影響はないとの報告が主流です。

確かにゲーミングPCでこの問題が取り上げられることは稀ですし、単にゲームをプレイするだけなら殆ど影響がないのかもしれませんね。おそらくCPUの性能以上にGPUが重視されているからでしょう。

今後セキュリティは大きな課題に

CPU以外にもOSやアプリケーションの脆弱性が原因となり、セキュリティ問題が発生することは良くあります。
Cは個人情報の宝庫であり、最近では暗号通貨などのデータを保管している方も多いでしょう。セキュリティは決して軽視してよいものではありません。

セキュリティソフトをインストールするのはもちろんのこと、定期的なメンテナンスも忘れないようにしましょう。特にキャッシュやダウンロードデータの定期的な清掃を習慣づけておくと良いですよ。