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自作PCとBTOパソコンの決定的な違いとは

自作PCとBTOパソコンは、自分好みの構成を選んで購入できるという共通点があります。しかし、この2つには決定的な違いがいくつかあるのです。

今回は決定的な違いを3点ピックアップしてみました。どちらを購入するか決めかねている方の参考になれば幸いです。

保証期間の有無

自作PCはあくまでもパーツごとの保証期間はあるものの、パーツ同士の相性について保証がありません。メモリなどは相性保証が付いている場合が多いですが、電源とマザーボード、ドライブ類などの相性問題には対応してくれないでしょう。

一方、BTOパソコンは自作市場のパーツを使っているものの、「組み上げた後のPC自体が保証対象」です。そのため決められた期間内の不具合であれば、相性問題であっても対応してくれます。

中味はほとんど同じなのに不思議…と感じるかもしれませんが、パーツそれぞれが保証されているかPCが丸ごと保証されているかの違いですね。

カスタマイズの細かさ

正直なところ、これはBTOショップによります。中級者以上向けのカスタマイズを採用しているところでは、パーツ一つ一つを自由にチョイスし、自作PCを作る間隔と同じ注文ができる場合もあります。

しかし大手BTOショップでは、カスタマイズ構成で選択できるパーツに限りがあります。基本的には現行世代(最新世代)がベースです。

また、メモリの組み合わせ(4GBを2枚、8GBを1枚など)やパーツのブランド、電源の選択肢などもBTOパソコンでは制約があります。

完全自作でくみ上げるよりも手間がかからず保証がある一方、自由度は自作PCよりも劣るのです。

ケースとマザーボードの選択肢

カスタマイズの話とやや重複しますが、BTOパソコンの場合、ケースとマザーボードはほぼ固定です。一方、自作PCではケースとマザーボードは非常に種類が豊富。

ケースは外見とサイズの、マザーボードはサイズと内部構成の基礎となるため、この2つに制約があると自由度は一気に下がります。

BTOパソコンはカスタマイズがお得

しかしながら、BTOパソコンはカスタマイズで選択できるパーツのお得度が高いことが多いです。例えばメモリ。8GBを1枚増設する場合、BTOのカスタマイズで選択するほうが、自分でメモリを購入するよりも割安なことがあります。

また、グラフィックボードや電源も同じです。BTOショップではあらかじめ一定量のパーツをまとめて調達しているため、個人が購入するよりも割安にアップグレードできるのです。

筆者の友人で、あえてBTOパソコンを注文し、その後に手持ちのお気に入りケースに中身を丸ごと移設する…という荒業を使っている人がいました。

こうすれば、中身は割安でなおかつ相性問題をクリアしており、外見は自分好みにできるわけです。かなりイレギュラーですけどね…。

このように自作PCとBTOパソコンは一長一短です。しかし最近のBTOパソコンは、完全自作よりもリーズナブルで安定した製品が多くなり、品質が高まっています。

私もここ3年ほどはBTOパソコンを購入する機会が増えました。初心者の方は、まずBTOパソコンからはじめて、徐々に自作PCへ移行するという方法が良いかもしれませんね。