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初心者でもできるPC静穏化対策

PCを使い続ける中で気になってくるのが「音」です。小さな振動音、ファンの風切り音など、意外とPCから発する音は多いもの。

こういった音への対策を施す「静穏化」は自作PCファンの中で大きなトピックでもあります。そこで今回は、自作PC静穏化対策をまとめてご紹介!

快適なPCライフのために、静穏化対策も熟知しておきましょう。

ケースの密閉性を高める

単純なようで意外と効果が高いのがこちら。冷却性を重視するあまりに通気口の多いPCケースを使用していると、グラボやCPU、電源のファン音が漏れ出してきます。

そこで密閉性の高いPCケースを使えば、音がかなり小さくなる可能性が高いです。構造やパーツによって内部温度がやや上昇しますが、吸気⇒排気のフローさえ確立されていれば、そこまで心配はいりません。

ただし、小まめな清掃は必須ですよ。


不要なシャドーベイを外す

これは特に前面吸気のPCケースにいえることなのですが、吸気口の裏にHDDを設置するためのシャドーベイが風の抵抗を生み、騒音のもとになっていることがあります。

不要なシャドーベイは取り外し、なるべくエアーフローが遮断されないようにしましょう。これは冷却対策としても効果的ですよ。


ファンの大型化と回転数調整

ケースファンに限りませんが、ファンの口径が大きくなるごとに冷却に必要な回転数が減り、低回転で多くの風量を生み出すことが可能です。つまり大型化によって騒音が減ることがあるのです。

小さいファンは高回転が必要で、風切り音が発生しやすいですからね。ブーン、キーンという音が気になるならこちらがおすすめ。

小さめのファンが沢山搭載されているのなら、思い切って数を減らし、大型化してみてはいかがでしょう。

また、BIOSや付属ソフトウェアの機能でファンの回転数を調整できるパソコンならば、回転数を落とすことでも静穏化が可能です。


騒音防止ゴムや転倒防止ジェルの活用

ケースの足(接地する突起)部分に、騒音防止ゴムや転倒防止用のジェルを敷く、というのも静穏対策になります。ケースの剛性が低く、ファンやディスクの振動でビビリ音が発生している場合などにおすすめ。

細かな振動を吸収し、静穏化に役立ってくれます。地震などの振動からPCを守ってくれる役割もあり、一石二鳥です。


中級者以上なら思い切ってファンレス化も

かつて、自作PC静穏化の行きつく先は「ファンレス化」もしくは「水冷化」でした。しかし最近はファンやケースが発達したことで、水冷でも空冷でもそれほど差がでないというのが実情です。

そもそも水冷自体、ポンプやラジエーターのファン音などがありますから、完全に無音ではありませんからね。しかもかなりコストがかかります。

一方、ファンレス化は、パーツ選びと構成次第では、水冷よりも安上がりです。また、必要な時だけファンが回る「セミファンレス」製品も増えてきましたので、こういったパーツを使って静穏化することもできます。

PCの静穏化対策は、自作歴が長くなるほどに力を入れたくなる分野です。冷却化や省電力化とつながる点もありますので、覚えておいて損はないですよ。