PCを頻繁に使用していると、画面キャプチャツールの便利さに気づかされるようになります。文字と違い、画像は一度に送受信できる情報の量が多いですからね。
一目瞭然という言葉があるように、文字でツラツラと情報を追うよりも説得力のある画像のほうが、共感を得られるわけです。
SNSへの投稿が写真中心になってきたのも、こういう背景があります。そこで今回はPC初心者からゲーマーまで使える画面キャプチャツールをご紹介。
仲間との情報共有やブログ作成用の画像保存、実況配信用のツールまで様々ですよ。
静止画(画像)保存に便利なキャプチャーツール
Windows標準の「Snipping Tool」
Windows7からOS標準にキャプチャーツールとして採用されているSnipping Tool。何のインストール作業も必要なく、すぐに使えることから最も手軽です。
しかし、毎回ツールを起動させる必要があり、そもそもツールの画面自体が邪魔です。ネット徘徊中にたまに画像を保存するくらいであれば、これで十分かもしれませんが…。
Vivaldi付属のキャプチャ機能
軽量かつ多機能な新鋭ブラウザ「Vivaldi」にも、標準でキャプチャ機能が搭載されています。
メモ機能(選択したテキストをメモとして保存する機能)と合わせて使えば、ブラウザ内にごく簡単なブログ用コンテンツを溜めておくことも可能。
高機能かつSNSとの連携が可能な「SnapCrab」
セルフタイマー機能や自動保存、Facebook や Twitter、FlickrといったSNSとの連携機能が便利なSnapCrab。
SNSのヘビーユーザーならこちらがおすすめかもしれません。また、セルフタイマー機能はゲームプレイ中の撮影に使えそうですね。
動画保存に便利なキャプチャーツール
手軽でロゴもなし!「ロイロゲームレコーダー」
ゲーム画面の録画なら、ロイロゲームレコーダーが最も手軽かもしれません。無料のキャプチャツールにありがちなロゴの表示や録画制限などがなく、ワンタッチですぐ録画できます。
ただし、コーデックの種類や範囲の指定が貧弱です。特にゲーム画面はウィンドウ単位でしか録画枠を指定できないため、純粋なゲーム画面だけの録画が難しくなります。
それでもかなり手軽なので、使ってみる価値はあるでしょう。
Windows10標準の「Game DVR」
正確にはWindows10の標準機能ではなく、Windows10にインストールされているXBOXアプリの機能です。GPGPUに対応しているため、CPU負荷が軽めでGPUパワーを使えることが利点でしょうか。
ただし、Microsoftアカウントへのログインが必要なので、頻繁に使うには面倒に感じてしまいます。(原因不明のエラーでアプリにログインできないこともありますし)
有料版なら実質これ一択か?「Bandicam」
こちらは有料版ですが、機能やとっつきやすさからいって、総合的にはナンバー1かもしれません。
ロイロゲームレコーダーにコーデック対応や豊富な機能を追加したイメージになります。無料で同等の機能となればアマレコTVがメジャーですが設定が面倒な上にDirectXゲームに対応していません。
個人的には、初心者だからこそBandicamを使うべきと考えています。
静止画保存は無料で十分、動画は状況によりけり
画面キャプチャツールは、静止画保存であれば無料ツールで十分です。しかし動画に関しては導入や設定、加工が面倒なこともあり有料ソフトの購入も視野に入れておきましょう。
また、当然ながら編集に耐えうる力をもったPCも必要です。こちらはBTOショップからCPU性能を重視しつつ、選んでいきましょう。