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エントリーモデルとハイエンドモデルの最も大きな違いとは

ゲーミングPCには、10万円以下のエントリーモデルから30万円を超えるハイエンドモデルまで、実に様々な構成があります。一般的にはCPUやGPUのグレードによって価格が変わるわけですが、それ以外の部分でも大きな差があることをご存じですか?

エントリーモデルのCPUとGPUを変えたからといって、ハイエンドモデルになるわけではないのです。では、この2つの最も大きな違いとは何なのでしょうか?

マザーボードと電源の品質

ゲーミングPCは、最大パフォーマンスを安定して発揮することが求められます。しかし、一般的なエントリーモデルのマザーボードは、常に最大パフォーマンスで稼働することを想定していません。

コンデンサのグレードが低かったり、電源回路のフェーズ数が少なかったりするわけですね。マザーボードの選び方については「チップセット?スロット?マザーボード買い替え時の注意点」をご覧ください。

また、電源についても同じようなことがいえます。回路の品質が高く、安定した電力を長時間供給し続けることで、ハイエンドなCPUやGPUの稼働を支えているのです。電源ユニットの選び方は「パソコン初心者がおさえておきたい電源ユニット選びのコツ」で解説しています。

この2つは、ゲーミングPCの屋台骨といえます。CPUやGPUが、その性能を100%出し続けるには、それだけ強固な土台が必要なのです。

また、一般的にマザーボードと電源の品質が高いと、OC耐性も高くなります。

拡張性の高さも重要なポイント

エントリーモデルのゲーミングPCでは、マザーボードのメモリスロット数やPCIeスロット数に空きが少ないものが多いです。

これらは、拡張性の低さを物語っています。拡張性は、主にマザーボードのチップセットのグレードに依存するため、やはりマザーボードは2者を分け隔てる大きなポイントなのです。

CPUやGPUの交換は比較体簡単ですが、マザーボードの交換はシステムの総入れ替えと同義です。後々の事を考え、最初からグレードの高いマザーボードを搭載したPCを購入しておきましょう。

逆に、いくらハイエンドモデルをうたっていても、マザーボードのグレードが低ければ、購入には慎重になるべきですね。拡張性が高いパソコンは「大きいけれど拡張性が高いおすすめのデスクトップゲーミングPC」で紹介しています。

高品質なハイエンドの代名詞!ドスパラのプロフェッショナルモデル

ドスパラのプロフェッショナルモデルは、TITAN XやSLI構成を前提とした品質の高さが売りで、ハイエンドモデルの代名詞と呼ぶにふさわしい存在です。

特にフラッグシップの「ガレリア VZシリーズ」は、全てがSLIかつハイエンドCPUを前提としています。もちろんマザーボードのチップセットも最上位クラスで固められており、電源も大容量かつ80PLUS GOLD認証以上という徹底ぶり。

個人的に「GALLERIA ZV-SLI」は30万円台前半で価格以上の性能を実現していると感じます。GTX1070TiのSLI構成というのは、BTOパソコンの中でも珍しいですからね。