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Core i7 7700Kの「K」ってなに?サフィックスで異なるCPUの特性

自作PC初心者やはじめてBTOパソコンを購入する方が、知っているようで知らない知識。そのひとつがこの「サフィックス」ではないでしょうか。

サフィックスとは数字の後にくるアルファベットのことで、CPUの特性を意味しています。今回はサフィックスについて、詳しく解説していきますので、今後のCPU選びの参考にしてみてください。

サフィックスの意味と種類

冒頭でも述べた通り、サフィックスとはCPUの型番の最後にくるアルファベットです。「Core i7 7700K」や「Ryzen 7 1800X」の「K」や「X」がサフィックスになります。

実はこのサフィックス、KやX以外にも種類があります。そこで、代表的なサフィックスとその意味をまとめてみますね。

・無印(サフィックス無し)……通常版。OC(オーバークロック)に対応していないという意味合いで使われることが多い。良くも悪くも普通の製品。
・K……倍率アンロック対応。OCに対応したCPUに付けられる。
・T……省エネ性能を重視した、低消費電力、低電圧版のCPUに付けられる。
・U……超低電圧版。TDPや消費電力が低く設定されており、ノートPCなどに良く使われる。
・X……高性能版。無印版に比べて性能がアップされており、TDPも高くなる傾向あり。

代表的なサフィックスはこの5種類でしょうね。最近は無印かKかXか、という3択が多いように感じます。ゲーミング用途ならほぼこの3つが占めるでしょう。

一般的に「X」や「K」は高価格

前述したようにXは高性能版、Kは倍率ロックフリー版となっており、より高い性能を求めるユーザに向けた製品です。もちろん、価格も高め。

しかしRyzen 5 1600Xのように、高性能でありながら無印版とそこまで値段が変わらない、というコスパ良好な製品もあります。

結局サフィックスはあくまでも「傾向」や「特徴」を伝えるものであり、コスパを判断する材料としてはやや貧弱です。

したがってXやKがついていたとしても、直近の上位下位モデルの価格や性能差と比べながら、コスパを判断していく必要があります。

無難さを求めるならば無印版

性能やコスパよりも、無難でかつ安定動作するCPUを求めるならば無印版がおすすめです。TDPや消費電力が小さめで、熱処理も容易でありながら、価格もそこまで高くないCPUが多いでしょう。

デスクトップPCに使われるCPUとして鉄板製品が多いのも、無印版となります。初心者はKやXがつく製品よりも、まず無印版を検討したほうが安定した感興を作りやすくなりますよ。

これ以外のCPUの違いについて知りたい人は「CPUの選び方」の記事を読んで下さい。