新しいPCが欲しいとき、どうしても予算の関係でお目当てのモデルに手が届かないことがあると思います。
このような時は、手持ちのマシンを売却して予算を補うのもひとつの方法です。しかし、自作PCやBTOパソコンは丸ごと売ってしまうともったいないケースがあります。
そこでパーツごとの処理方法を解説していきますね。
売れるパーツと売れないパーツがあることに注意
仮に、自作PCやBTOパソコンを解体して売却するとしましょう。このとき、パーツごとに売れるものと売れないものの差が出てきます。
そこで売れるものはすぐに売却し、売れないものは流用するといった対応が必要です。特に売れやすいパーツはグラフィックボード、メモリ、CPUあたりでしょうか。
しかしこれらもあまりにも古い世代になると売れにくくなるため、売却先を工夫する必要がでてきます。
CPUやグラボはBTOショップにも売却できる
CPUやグラフィックボードは、大手BTOショップでも買い取っています。ドスパラやツクモ、パソコン工房などですね。正直なところ、以前に比べて世代交代の恩恵が少ないため、1世代前のパーツでもそれなりの値段がつきます。
例えば、前世代のGTX750Tiはドスパラの中古買取価格が6500円から7200円。(2017年9月現在)CPU内蔵グラフィックスからのレベルアップや、内蔵グラフィックス機能を持たないCPU(Ryzenなど)との組み合わせに重宝されているようですね。
また、Core i5 6500なら買取価格は14000円。もちろん上限価格なので製品の状態によっては値引きされてしまいますが、それでも1万円前後での売却が期待できます。
電源やケースは保管したほうが無難?
CPUやグラフィックボード、メモリは比較的売却が容易ですが、問題になりがちなのは電源やケースです。中古でも買い取ってくれるのですが、売却額が奮いません。
特にケースは、大きく嵩張る上に買取価格も安いので、処分に困ることがあるでしょう。こういった場合は、2通りの方法が考えられます。
ひとつは保管しておいて、サブマシンのパーツなどに流用すること。ケースは世代交代にがゆっくりで、なおかつかなり昔の製品でも十分に使えます。
メインマシンはBTOパソコンを購入し、サブマシンは余ったパーツと中古パーツで組みたい、というときに重宝するでしょう。
もうひとつの方法は、リサイクル業者に引き取ってもらうことです。マザーボードやケースなど、比較的大きな金属製パーツを、kg単位で買い取っている業者があります。
自治体のゴミとして処分するためにはお金がかかるので、二束三文であってもこういった業者に売却したほうが良いでしょう。