GPUでローエンドモデルの雄といえば「GTX1050」を思い浮かべる方が多いと思います。このGTX1050ですが、これまでメモリ容量2GB版に加え、3GB版もリリースされました。
しかしGTX1050には上位モデルとしてGTX1050Tiがあるため、今回はこの2モデルの違いを解説します。
GTX1050 3GB版とGTX1050Tiの違い
まずこの両者ですが、GPUコアは「GP107」であり、根底は変わっていません。しかし、メモリインターフェースとメモリ帯域に違いがあります。
GTX1050 3GB | GTX1050Ti 4GB | |
---|---|---|
コア・プロセス | GP107 | GP107 |
CUDA core数 | 768 | 768 |
コア周波数 | 1392MHz | 1290MHz |
Boost時 | 1518MHz | 1392MHz |
搭載メモリ | GDDR5 3GB | GDDR5 4GB |
メモリ周波数 | 1752MHz | 1752MHz |
メモリインターフェース | 96-bit | 128-bit |
メモリ帯域 | 84GB/s | 112GB/s |
TDP | 75W | 75W |
このように、新製品でありながらメモリインターフェースと帯域が低くなっていることが特徴です。ただし、コア周波数は高くなっており、総合的な性能はGTX1050Tiとさほど変わらないのかもしれません。
いずれにせよ、CUDA coreの数が同じですから、GTX1050よりはGTX1050Tiに寄せた製品といえるでしょう。
GTX1050 3GB版の価格は?
日本で実際に発売されるのは2018年夏以降だと思われますが、価格としては大体1万円台の後半から2万円といったところになりそうです。
ゲーミングPC初心者や、カジュアルゲーマーにはとても人気のあるGTX1050Tiだけに、そのリニューアル版としての地位を獲得できるのかが注目されます。
2018年は、後半にnvidiaの新世代GPUも登場しますから、その影響もあって安さには期待できるかもしれないですね。
予算10万円程度のゲーミングPCに最適
新たに登場するGTX1050は、価格帯からいって予算10万円程度のゲーミングPCの主力GPUになると考えられます。
世代交代で値段が下がることを考慮すると、1万円台前半になる可能性もありますから、その動向をチェックしておきましょう。
現状のGTX1050や1050Ti同様、ロープロファイル版やファンレスモデルも登場するでしょうから、小型・静音PCにも使えそうです。
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